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定例運動教室を行う理由

近年,パーキンソン病において薬物療法と同様に運動療法(リハビリテーション)が有効という報告がたくさんあります.

また,パーキンソン病の発症初期に運動を行うことが良いと言われ始めています.しかし,多くの場合は中等度に症状が進んで来てから始まる場合が多くあります.また,運動療法を受けたことがある方も,病院などでのリハビリが終わってしまうとなかなか続かないという悩みを多く聞きます.

 

私が国立精神神経医療研究センター病院で理学療法士として働いていた時にも同じような悩みを持った方を多くみて来ました.

 

2013年にあまりにも同じ悩みの方が多かったのでその方々を集めてみんなで運動教室を作ろうということで立ち上がりました.

 

月一回ですが運動をしていました.

 

今では,全国に7ヶ所出来て運動を気軽に行える場が徐々に増え始めました.

 

発症初期からパーキンソン病にあった運動と出会い,継続するきっかけが出来る場所.

パーキンソン病の方も,医療従事者も一緒にフラットに作れる場所を目指しています.

 

根治療法が確立されるまで動ける体を作る.

 

iPSにも期待がかかってますね.

 

以上.